キミがくれた光
別れたのに、出会いの日を思い出すなんて、私って本当にバカだと思う。
出会いから今日までの出来事を思い出して、きっと毎晩泣いてしまうんだ。
だって……
あいつは、私にとって最高だった。
好き……
だった。
今までの彼氏とは全然違った。
ただそれは遊び慣れていただけなのかもしれないと、今だから思えるんだけど。
高校2年の私が、それを見抜くことなんて不可能で。
あいつの優しい笑顔をただ信じていた。
愛してる、なんて言葉を鵜呑みにして、私も愛してる、なんて言ったりして。