キミが好き







朝。


なんだか今日は肌寒くて


早く目覚めた。


スウェットを着てるのに


ブルッと寒気がする。


「布団から出たくないぃ・・・・」


なんて言いながら


制服に着替える。


化粧して、髪巻いて、


準備完了。


階段を下りて1階に行けば


良い匂い。


「あぁ。ヒナノちゃん。おはよお。ご飯作ったから食べなさい」


テーブルには、食パンとスクランブルエッグ


サラダとヨーグルト。


お母さんが作って待ってくれていた。


「はーい」


椅子に座ろうとしたあたしの


隣の椅子にドカッと座り込んだのは、


あの男の子。


「いただきまーすっ」


男の子を横目で見ながらサラダを


パクッと口に運ぶ。






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