キャッチ。


冬馬の家の前に着いた。



「真田さーん!!」
「今回の事で一言…」


マスコミが騒いでる。





「…あ、冬馬くんの友達だよね!!」


マスコミの目がこっちを向いた。


カメラが光り、マイクが口の前に出される。


そんなマスコミを無視しながら家のインターホンを押す。



カチャ…



ドアが開いておばさんが顔を出した。



おばさんは俺たちを見てポツリと言った。




「…帰ってちょうだい。」



え?




「帰って!!」




おばさんの口から出た言葉に俺たちは呆然とする事しか出来なかった。







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