キャッチ。

初めて小雪ちゃんに会った次の日。






「あ、大ちゃん!!」

元気のいい声で俺を呼んだのは…


「冬美おばさん!!」


冬馬のお母さんだ。ちなみに冬美って名前。


「ちょっと!!昨日冬馬がね、女の子を連れてきたのよ!!」


小雪ちゃんの事だろう。すごく興奮してる。


「まったく…何の一言も無しで、いきなり連れてくるなんて…。」


怒ってる…のかな。いきなりだもんな…。


「ちゃんと言えばご馳走いっぱい作ったのに!!…それにしても小雪ちゃんってかわいいわね〜。」


まったく怒ってなかった。むしろ大歓迎みたいだ。


「…はは、確かにかわいいですね。けど、勇馬おじさんは大丈夫だったんですか?」

勇馬おじさんは冬馬のお父さんだ。


「んふふ〜、あの人も大歓迎だったわよ。娘が出来たって大喜びだわ。」


小雪ちゃんは養子じゃないけど…。

まぁ、

歓迎してくれたみたいだし良かった。







< 52 / 271 >

この作品をシェア

pagetop