天然彼女の愛し方(完全版)



「ん~…」


ずっと同じ体制で本を読んでいたから疲れて
グーッとのびをしたとたん



ガゴッ



…後ろの方で
何かが落ちる音がした



あまりにもタイミングが良すぎたので
「…もしかして、私のせい?」

と思って近づいてみたら


どうやらそれは鞄で
もともと机の上に不安定に置かれていたものが落ちただけのようだった


その鞄はファスナーが開いていたらしく
中身が床に散乱していた



「これ、廉君の鞄だ…」


そういえば…今日も同じ時間に終わるって事を私の教室まで言いにきたとき

「なんで今日は鞄2つなの?」って聞いたら
『今日は荷物が多いから』って返ってきて

この鞄を私に預けて、部活用の鞄だけもってっちゃったんだった

そしてそれを私がここに置いてたんだった…



思い出せば思い出すほど
サァァと血の気が引いていく


どうしよう
何でファスナーが開いてたかわからないけど
私のせいだ…




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