天然彼女の愛し方(完全版)
…校門を出るまで
女の子たちの甲高い声は響いたままだった
「れ、廉君!どこに向かっているんですか…?」
『…どこだろうね』
お、教えてくれないの…?
大通りに出たら廉はピタッと足を止めた
後ろから引きずられるようにして着いていっていた春華は
「ぶっ…」
…予想通り廉君の背中におもいっきりぶつかってしまった
乱れてしまった髪を整えてると
今まで握られていた手首を放されて
ストンと腕がまっすぐになった
…反対の手で握られていたところを触ると
指先の温度と全く違うぐらい熱くなっていた