【短】君だけのヒロイン
でも、樹くんが悪いんだ。
あんなこと聞くなんて、最低だよ…。
家から飛び出て、訳が分からず走っているうちに、全く見知らぬ町に来てしまった。
「ここ…どこ?」
はぁ…ケンカした上に迷子になるなんて…本当についてない。
いきなり家を出てきたものだから、財布もケータイも持ってない。
「もう…どうすればいいの…」
乾いたはずの涙がまた溢れてくる。
樹くん…
本当は別れたくないよ…
大好きだよ…