修学旅行★幼なじみと甘いキス
「――じゃあわたし帰るね…!」


…まずい。

なんかまた泣きそう。


その瞬間、ジワッと目の奥がまた熱くなって

わたしは慌てて翔からクルッと背を向ける。


そしてそのまま逃げるようにこの場を走り出し
急いで家の中へと入ろうとしたその時





「待てよ…!」




突然後ろから翔の声がして



「!」



ガッと腕をつかまれた。
< 82 / 473 >

この作品をシェア

pagetop