修学旅行★幼なじみと甘いキス
思ってもいなかった翔の言葉に、わたしの瞳がハッと開く。


とにかくビックリして後ろを振り向くと、そのまま肩をグイと抱き寄せられて
わたしの心臓がドクンと跳ね上がった。


……え?



「しょ、翔…?」

「……」

「な、なに…?どうしたの?!」


突然のことに、何が起きているのか分からない。


目の前では翔がわたしを抱きしめたまま…。


驚いてひたすら固まっていると、翔がふいに顔を近づけて言った。




「――加奈子、俺…っ」



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