アリスはウサギと恋をする

あたしは自然に笑顔になった。


ケイはその瞬間俯いた。




「行こう、ケイ君」

なんかケイにつられてあたしまでイイ子になっちゃう(笑

アンに「こっちよ、アリス、はぐれないようにね」

と言われながら暗い暗い森の道を歩いた。


何かでてきそうで怖かった。


あたしは小声で、

「この世界ってその~オバケとかいるの?」

「さぁな」

「えーっ」

「もしかして、オバケ苦手?」

「うっ……うん~~~~?」

「どっちかな?」

「…苦手です」

「素直でよろしい」


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