ヒレン
秀明の唇が智子の首筋に触れる。

微かにオーシャンのフレグランスの香りがした。

今度は智子の唇が秀明のおでこに触れる。

そっと、膝の上から降りると、秀明が体躯(からだ)を智子に預けてきた。

自分よりも大部大きい秀明の体躯を腕の中でしっかり抱きとめた。

智子の鼓動(リズム)を聞きながら秀明を瞳を閉じた




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