〜last Love〜
「どした?」
「いえ、何でもないです」
「震えてるけど?」
俺の隣に座って肩を強張らせて
カタカタ震えている
「すぐ治まりますから」
と目を瞑り俺の腕をぎゅっと握ってきた
何かの発作?
「おい、大丈夫かよ!?」
「大丈夫だから…もう少しこのままで居させて下さい」
大きく息を吸ったり吐いたりして
呼吸を整えている
「……ハァハァ…ごめんなさい
もう大丈夫です」
「横になった方がいいんじゃねぇの?
俺退くからあんたはソファーで寝ろよ?」
「ホントにもう大丈夫ですから
それにあんたじゃなくて心結ですよ」
とニッコリ微笑む笑顔がなぜか心に引っ掛かった