アナタダケ。
そうこうしてる内に体育館へ着いていて、
横のホワイトボードを見ると先生たちが新しい学年のクラス発表をしている最中だった。
「もう貼り出してるっ」
「3年間一緒だったらいいね」
「俺ともだろ?」
「……」
「無言になんなよ…」
たくさんの生徒に押されながらもやっとボードの前に行くことができた。
この学校はクラスが多いから自分の名前を一目で見つけるのは難しい。
仕方ないので端から順に見ていこうとすると、
「よっしゃ!!俺らみんな同じクラスやんか」
はやっ…
って思ったのは私だけみたいで詩帆はしっかり探し終わってたみたい。
「莉紗はこうゆう系苦手だもんね(笑)」
「うぅ~…だって仕方ないよね?普通はみんなムリだよ。
2人がおかしいの!!」
「逆ギレ…(笑)」
小さく呟いた拓巳にちょっとムカッときたから持ってたポーチで殴ってやった。
若干涙目になってるのを可愛いと思う私はバカかも…