くちびるの純情 薬指の約束
サイレンはすぐそばで止まった




救急車に乗せられる純也、渉ちゃんが付き添うみたい




集まっていた生徒や遠目に見ている生徒の声がやけに耳につく


閉められる瞬間

渉ちゃんが私の方を見て頷いた


大丈夫。


そう言っているように思えた。





そっと会長の手が肩に触れた。少しだけ力入る



助かった。



一人だと立っていられない


この場に崩れ落ちそうなくらい私の心は不安でいっぱいだった
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