オオカミなんか 怖くないっ!!

アタシは、ベッドへと
押し倒される。


優しく。

あくまでも、優しく。


男はアタシの首筋に優しくキスをする。



アタシは
身を固くしてぎゅうっと目を閉じる。




閉じる。

閉じる。




もう、ダメ。
限界っっ!





「何か…」

アタシは、出来るだけ冷めた口調でつぶやいた。


「何?どした?」



男がアタシの首筋から顔を上げて不思議そうに聞いた。



「何か、つまんない」






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