オオカミなんか 怖くないっ!!

アタシは
タツを前に、また遠い目になっちゃってたけど


タツに手首をつかまれて
我にかえった。



「お互いさぁ

ガキじゃねえんだし。

俺、過去にはこだわんねえから楽しもうぜ」



って!

お前は、場末のホストかーーーっ(爆)



アタシは怒りで
強気になって

タツの手を振り払った。


「バカにするなー!

誰がアンタなんかと!!」


初めては好きな人とじゃなきゃヤダ!!っていう
乙女の叫びは

心の中にしまっておいた。



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