オオカミなんか
怖くないっ!!
昼休みも終わり間際の
屋上は
誰もいなくて
手の届きそうな青空が
広がってた。
昇降口の扉にもたれて
ユマと二人、並んで座った。
アタシはやっと
泣き止んで
ふぅっと大きく息を吐いた。
「落ち着いた?」
ユマがにっこり微笑んでアタシの顔をのぞき込んだ。
「…うん。
ありがと。
何か、取り乱しちゃってゴメンね」
「ふふ。
ミツキが泣くなんて初めてだったから
アタシも取り乱しちゃったよ。
でも…」
「でも?」
「ミツキが
アタシに心を許してくれたんだって
何か嬉しかった」