ソレデモワタシハアナタヲアイス
「でしょ?美咲と真由子は試合に出してもらえないし、部員との関係もマズくなるし」
「なるほどね」
見えない女の世界に、俺は恐怖を感じた。
「ま、そんなとこだよ。たぶん2人は続けたかったと思うけどね」
隆太はパタンと雑誌を閉じた。
「そういえば球技大会の時もほとんど美咲の1人試合だったな」
俺は初めて見た美咲のバスケ姿を思い出した。
「ああ、あれは逆。むしろ他の人間、気にしてたからああなったんだよ」
なんだか難しい話しになって来た。
「唯一、同じくらい動ける真由子はフル出場のせいでかなり体力消耗してたし、他のメンバーが経験者じゃないって気付いたから出来るだけ1人でやったんだよ」
隆太は美咲の行動を思いやりだと肯定した。
「なんか、美咲の事、何でも分かってんのな、おまえ」
俺は少し気分が悪くなったのを感じた。
「まあね。空人より付き合い長いし」
隆太はまたニヤついてみせた。
「なるほどね」
見えない女の世界に、俺は恐怖を感じた。
「ま、そんなとこだよ。たぶん2人は続けたかったと思うけどね」
隆太はパタンと雑誌を閉じた。
「そういえば球技大会の時もほとんど美咲の1人試合だったな」
俺は初めて見た美咲のバスケ姿を思い出した。
「ああ、あれは逆。むしろ他の人間、気にしてたからああなったんだよ」
なんだか難しい話しになって来た。
「唯一、同じくらい動ける真由子はフル出場のせいでかなり体力消耗してたし、他のメンバーが経験者じゃないって気付いたから出来るだけ1人でやったんだよ」
隆太は美咲の行動を思いやりだと肯定した。
「なんか、美咲の事、何でも分かってんのな、おまえ」
俺は少し気分が悪くなったのを感じた。
「まあね。空人より付き合い長いし」
隆太はまたニヤついてみせた。