短編小説の集い。
 

「じゃあ……前の黄色い服を着ている君と、赤い服を着ている君と……」


飼育員のお姉さんの視線が、一瞬僕と合った。


「そこの立ち見しているお姉さん!」

「やったぁ! 行ってくるから待っててね」


首からぶら下げていたデジカメを渡し、えりは係員に促されるまま、ステージへと向かっていった。


もう、恥ずかしい事この上ない……。


えりより、残される僕の方が恥ずかしいよ……。
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