私を愛して
それに正直汚いじゃない…
…ポテトチップスの塩が手についちゃうし…
そんな私とは裏腹に、二人はワクワクしながら私を見ていた。
…期待を裏切らないわね。
私はプリンセス…
私はおそるおそるポテトチップスを手で掴みとり、口へと運んだ。
「!!おいしいわ!コーラは…」
コクリと一口飲むと、辛いようなすっぱいような変な感じが口いっぱい広がった。
「~!しゅわしゅわしてる!でも、不思議な味でとってもおいしいわ!」
「でしょう?!私達、ライラ人が誇りを持ってる食べ物だもの!」
私達は笑い、話したり踊ったりした。
たのしい!
ライラがこんなに楽しい所だったなんて!
王国と全然違うここは
本当に何もかもから開放されてる国だわ!
私、ここが大好きになりそう!
「明日は街に出てみたらいかがでしょう?日曜ですので、遊園地も公園も人がたくさんいますわ!」
「遊園地?!?!知ってるわ!めりーごーらんどやジェットコースターがあるんでしょう!?」
ぶんぶんまわったりするジェットコースターやメリーゴーラウンド!!
観覧車もあったり、鏡の迷路があったり。
たくさんの人たちが一瞬で笑顔になれる場所!
「魔法だわ!魔法よ!笑顔が増える魔法!あぁ!ライラが大好きよ!夢みたい!」