君を好きになれた68億分の1の確率に感謝




「----1年3組」


担任の先生の声が広い講堂に鳴り響くーーーー


今は、出席がとられている


「十文字 瑞希!!」


「はい」


・・・気づいたら、もう私の番になっていた


「ーーーー・・・」

どんどん名前が呼ばれてくーーーー


「真代 洸太!!」

「はい」


ふと、その声の主の方を見てみると、



それは、今朝見かけた“おとなりさん”だった



あの人、真代っていうんだ~



家が隣なのに、名前さえも知らなかった


そして、同クラだったんだ~


まぁ興味はないけどね
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