叶わぬ恋だとしても。


学校へ着くと靴箱から直接保健室へ向かった。

「3-Eの河内ですけど…」
ドアを開けると保健医の先生がいた。

「体調わりぃの?」

「はい…」

「頭痛?腹痛?それとも心の痛み?」

私の学校の保健医の先生は男の先生。

私はちょっと苦手だけど、他の人には人気あるらしい(特に女子!)

ソファに座ると先生が椅子のまま私の目の前に来た。

「なにしたんですかー。河内芽依さーん」

「ちょっと辛いから、休みたい…」

「どこが?どんな風に?」

根掘り葉掘り聞こうとするとこも苦手。

口を開こうとしない私に

「たまには休憩も必要か」

と独り言みたいに呟いて、私の頭を軽く撫でてまた椅子ごと移動してパソコンに向かった。

先生は苦手。

でも、ほっといてくれるとこは好きだよ。


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