アナタだけのお姫様

「ドキドキする……」


 俺の部屋の真ん中に佇みながら、彼女はポツリと呟く。


 別に何かしようとかいうわけじゃないんだからそんな心配しなくていいよ。


 ――そもそも、キミには魅力は感じていないから。


「紅茶淹れてくるから、待っててくれる?」


 俺は彼女が真っ白のソファーに腰を下ろすのを見届けてから扉を閉める。

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