霊務
【死んじゃった!ー12】


「ハア…
もういい、連れていけ」







大男がそう言うと、
オッサンは礼子を連れて
ドアに手をかけた。







「あ、待て。
この子一人じゃ不安だ。
お前付き人になって、
しばらくこの子の世話をしてやれ」








大男はそう呼び止めると
オッサンはメガネをクイクイさせながら抗議をした。








「何故わたくしが!?」







「いいから面倒見てやれ

……さあ、もう行け」








「ハア…」







オッサンは、頭をうなだれガックシとする。









「じゃあね~~!閻魔のオッチャン!!」







礼子の元気な声と共に、
二人は霊のドアの中へ
入って行った
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