霊務
【初仕事ー2】


「うわ~~何この学校…
お化け出そう」









「いやいや、キミがお化けなんだからね!」









「ありゃ、
そうだ忘れてた」








自分が、もう死んでいるのを忘れていた礼子は
ポリポリと頬をかいた。








「今日からキミは、ここのグラウンドで霊務についてもらう。

いいね?」








霊務とは、
いわば人間社会で言う
勤務と同じ意味である。








そんな意味を聞かず、
礼子は元気な返事をした









「ハイ!!!」









「えーっとキミは確か
礼子って言ったよね?
礼子君、何か質問はあるかね?」








オッサンがそう言うと、
礼子はズビっと手を上げた!
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