霊務
【礼子とオッサンー42】


「あっついわねえ~
ムシムシするわねえ~」







「礼子君だらしないよ。

みんなが見てるんだから」







「うるさいわね~~

今日はこんなに暑いのに
なんでそんな涼しげな
顔なのよ」







「そりゃ礼子君。

私は霊なんだから
当たり前だよ」







「あ、そっか~!
オッサンは
死んでるんだもんね?

そういや前々から
気にはなってたけど、
オッサン
なんで死んだの?」






「う…
ある意味
すごいプライバシーの
質問だね」







「いいから、
話してごらん

きっと心が軽くなるよ」







「私は死んだことを
病んでないから。

うまく
聞き出そうとしても
無駄だよ礼子君」








「チェ…

もう
暑いから死のうかな?」







「メチャクチャな
涼み方法だね。

いいから
カッターを取り出すのは
止めなさい」







「オッサンだけ
涼しいのはズルい!
そうだ、
昔会った
閻魔のおっちゃんに
オッサンの死の原因
聞き出そう。

きっと殺害されたんだ!」







「君、何気に失礼だね!

人に恨み買われる人間
じゃないよ!」







「じゃあなんなのよ!?」







「逆切れされても…

ハア、
仕方ない
次回教えてあげるよ」






「ホント?
予想通りの死に方なら
100万円♪」







「あげないから」
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