霊務
【礼子とオッサンー95】




「………」







「おや?礼子君。

何ボ~っと窓から外を
眺めているんだい?」









「………オッサン…

なんで私達って
生まれてきたんだろ?」









「どうした礼子君?
熱でもあるのか?」








「真面目に聞いて。
いろいろ…考えてさ…」









「あ…ごめん。
いつもと違うね?

私達が何故生まれたか…
それはやっぱ
みんなを笑わす為だろ」








「そっか……
そうよね……」









「…?
えらく元気ないね礼子君」








「うん…
私にだって悩みは
あるんだよ…」








「……そっか…
あまり
無理しないようにね」








「…やっぱ我慢は
いけないのかなあ…

自分のしたいままに
生きた方が
いいのかなあ…」










「そうだよ、それが一番

君くらいの歳だと
いろいろ悩みが多い
年頃だけど、
一生に一度の人生。
悔いがないように
生きなきゃね!」









「ありがとう…
私………私……

もう決めた!」









「何か決心がついた
みたいだね。

うんうん」










「悔いなく生きる!

もう迷わない…
バラちんのDVD全巻
揃える!!
それが私の生まれてきた
意味!!!

んじゃ
買いに行ってくるね!」












「…そんな悩みかよ」
< 259 / 264 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop