青い過日
パフェが来るまでの間、遼のことを考えてた…。

着崩した制服、甘い香水の香り、くしゃくしゃした柔らかそうな茶色い髪…。

いたずらっぽい笑顔が、あの日ここにあった。


遼は今頃どうしているだろう。

わたしのことなんて、もう忘れただろうな…。


そんなことを考えていると、目の前にパフェが置かれた。

あの日と同じチョコパフェのはずなのに、全く違って見えた…。
< 68 / 165 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop