【完】天使を射止めよ、男達!!〜加筆修正中〜
すると羅々が現れ、私を見て…
「やばい…鼻血出そ…」
鼻を押さえだした。
いやいや…ないない。
「羅々も可愛いじゃん」
羅々は、花柄のふわっとしたマキシ丈ワンピに薄いカーディガンを羽織っていた。
髪はおろして、軽く巻いていて、ナチュラルメイク。すごく羅々っぽい。
「似合ってる」
私がにっこり笑って言うと、
「〜っ…!!(この殺人スマイル魔がっ!!)」
羅々が赤くなった。
何故?
赤いままの羅々が、私の腕を掴み、
「もう…とにかく、れっつご〜っ!!」
力強く引っ張りだした。
あ、彗さんから、外出許可もらったのかなぁ?
私は羅々に引っ張られながら、のほほんと、そんなことを考えていた。