+.永遠の花.+


一之瀬さんは僕の言葉の内容が


いまいちよくわかってないみたい。





「だって麗華、幽霊とかおばけとか全然平気だし」


「あ、そうなの??」


「うん。昔からお化け屋敷とかがんがん行ってたし。僕はそれでダメになったんだけど」





僕がふと一之瀬さんをみると


すっごく笑いをこらえてるのがわかった。





「…笑いたかったら笑えば??」


「いいの??じゃあ、遠慮なく。…ぶっ…あははははは!!」


「ちょ…そんなマジに笑わなくてもいいじゃんかっ!!」


「だって双子だけど、男と女の立場が入れ替わるんだぜ!?あははっ」





…なにげに気にしてるのにっ!!


かっこ悪いことくらい


僕だって自覚してるもんっ!!


けど無理なもんは無理なんだっ!!



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