王子様は寮長様


この中に、“父親”が。

私は無意識に先輩の服をキュッと掴んでいた。

その手を先輩の大きな手が包み込む。



「…行こうか。」

「はい…。」



相馬先輩はドアをノックし、ゆっくりと扉を開けた………ーーーー











< 173 / 217 >

この作品をシェア

pagetop