王子様は寮長様


「相馬様、お時間です」



式場の係の人が呼びにくる。



「行こう」



蒼斗先輩は微笑み、手を差し出した。



「はい」



私はしっかりとその手を握りしめた。




一生離さない。



ずっとずっと、


一緒に生きていこうね






ね。先輩。











END





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