―優しい手―
普通じゃいられなかった
こんな広い部屋に 私ひとり
シュウとも会えない
“アアー―――――ッ!!!!”
そこら辺にある物全部 手当たり次第に壁に投げた
綺麗に生けられた花も 高級そうなスタンド式のランプも 少しだけ居心地の良かった椅子も
私が投げた物全て ガシャンと大きな音を立て、無残に破壊されていく
私も……こいつらと一緒だな
粉々になるまでイイように使われて 最後は破壊されるんだ……………………………………………………………………………
淋しかった
悲しかった
自分がコントロールできなくなってる
…私 何やってるんだろ…