心から好きと言って【完】
・・・ぇ・・・?
手が抜けない?
「・・・・ぇ・・・・・」
思わず声が出た。
将が私の手を掴んでた。
「ん、」
将が起きた。
ベッドから抜けていた私は、裸。
慌ててしゃがむ。
「留果・・・・?」
「おはよう・・・?」
「もぅ、大丈夫か?」
え?
・・・何・・・?
「昨日、寝た時泣いてたから・・・」
嘘・・・。
泣いてた?
・・・将が手・・・握ってくれたんだ・・・。
「うん、大丈夫。」
少し笑いながら言った。
そしたら将は笑顔になる。