心から好きと言って【完】
しばらくすると、康太が部屋に入ってきた。
「・・・」
不機嫌な様子で私の椅子を蹴飛ばした。
「きゃっ」
「・・・・」
一言も喋らないで私を蹴る。
痛い痛い・・・・。
でもきっと、この様子だと将を見つけてない・・・・。
よかった・・・・。
散々蹴ったら、康太はキスをしてきた。
息が出来なくなるくらいに苦しい。
酸欠になる。
「っは・・・・!」
やっと離してくれた。
息を整える。
「俺を本気で好きになるやつなんて・・・・」
小さく言い捨てて康太は部屋をでていった。
・・・康太・・・・?