心から好きと言って【完】
康太の寂しそうな顔が離れない。
ねぇ、どうしてそんな顔するの?
この部屋はいつも暗くて、
何日たったんだろうって考えることしか出来ない。
でも康太が不機嫌な顔をして部屋に入ってくるとこを見ると、
将に会わなかったことだけ分かった。
よかった・・・。
そう思った。
私はいつまでここにいるのか、
わからない。
これが私に対する罰なのかな?
でも、それなら・・・
康太を戻してよ。
あの優しい康太に・・・・。
「・・・」
「なぁ、留果?」
康太が聞いてきた。
「死んだら楽かな・・・?」