心から好きと言って【完】



ボタボタと床に涙が落ちた。




「将っ・・・・」




ピクッと将の指先が動いた。




将・・・・?




「将っ、将っっ!!!!」




「いてぇー・・・」




ムクっと起き上がる将。




よかった・・・・・。




よかった・・・・・。




将と目が合う。




「・・・留・・・果・・・・?」




「将・・・ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」




将に謝ることしかできない。




将は康太のほうを向いた。




「お前、留果に何した?」




「お前に言う筋合いないよ。」




「っざけんな!!!」




将が康太の頬を思いっきり殴った。




康太は壁にぶつかる。



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