心から好きと言って【完】
将は私の縄をほどく。
康太がいきなり笑い出した。
「あはははっ・・・・、お前が消えればいいんだよ・・・・邪魔なんだよっ!!!!」
康太が将に殴りかかる。
将は間一髪で避ける。
「・・・調度いい・・・俺もあんた気にくわねぇんだ・・・・!!!」
将と康太が殴り合う。
・・・・やだ・・・・。
ど・・・して・・・・。
ごめんなさい・・・・。
私のせい・・・・。
部屋の隅で何も出来ない私・・・。
私・・・・逃げたくないよ・・・・。
でも・・・、
どうすれば・・・・・。
涙を拭う。
いつまでも逃げてる弱い自分なんて・・・・
やだ・・・・・!