心から好きと言って【完】



良かった・・・。




「将は・・・?」




将は私を睨む。




え?




なんで・・・・?




「・・・俺ってそんなに頼りなかったかよっ!」




そう言うと将は部屋をでていってしまった。




ぇ・・・・?




何が・・・?




頼りない?




「留果、探さないの?」




康太がいつの間にか、私の横にいた。




「・・・探す・・・!」




康太と一緒に廊下に出た。




「あいつさ・・・いい奴じゃん?」




・・・将のこと・・・?





「俺のこととか言えばいいのにさ、あいつケンカだって言うんだぜ?」




将がケンカって言ったんだ・・・・。



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