心から好きと言って【完】



「派手なケンカだよな〜」




なんて康太が笑ってる。




「ケンカでしょ?」




私もケンカでいいと思った。




「俺ら三人停学だぜ?」




停学・・・・。




退学じゃなくて良かった。




「それにさ・・・、あいつ・・・留果のこと想ってんじゃん?」




・・・私のこと・・・?




想ってる・・・・?




「別れたままなら、また告れよ。・・・じゃなきゃ、俺の立場ないし?」




・・・・康太・・・・。




もしフラれても・・・・、




気持ちを伝えることすらしないより・・・いいよね・・・?




「・・・うん、ありがとう・・・康太・・・」




「おう、もしフラれて慰めてほしいときは俺んとこ来いよ?いつでも待ってるし」



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