*扉*
旅は、

楽しい事ばかりじゃ無かった。


危険はつきもので、

魔物が出ても、

気の弱い僕は逃げるばかりで…

仕方ないんだ。


家からかなり離れた所まで

1人で来た。

砂漠なんかは危険そのものだった。


脱水症状なんかや、

魔物の強さなんかも、

草むらに居る魔物なんかよりも

数倍強いものだった。


この壁を乗り越えられたら、

僕は…

変われるかもしれないのに。

ちょっとの勇気が、でないんだ。



一応、剣も買ったんだ。

けれど、

それはただの〝お飾り〟にしかならないようで…

僕は…歯痒かった。



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