光のカケラ
あたしの鄰に座って、
あたしの頭を優しく撫でてくれるハル。
ハ「確かに綺は強いよ。
でも男と比べたら綺だって女なんだよ?
たぶん、昴先輩はハルが心配だったから
大樹って人に護衛せたんだと思うよ。
たぶん自分が行ったらまた綺が怒るって思ったんじゃん?
だからたぶん今も心配してると思うよ
…電話の1本くらい入れてあげよ?」
…男と比べたら確かに女だな。
だって先に怒ったのは、昴じゃん。
しかもちゃんと反省してんなら昴がくればいいじゃん。
なんで大樹に来させんの?
意味わかんない。
「…わかった。…電話する」
あたしは携帯を取り、アドレス帳の榎久にかけた。
だって昴の知らないんだもん