私は嘘で出来ている。
ユラさんと菫さんを見送り、新菜と二人で受付に戻ろうとした。


「守りねぇ…」


「ん?」


「じゃあ、初MVPのパーティーするからガァちゃん祝ってよ。素敵なお持て成ししてあげる!」


新菜がピョンとウサギのように跳ねた。


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