私は嘘で出来ている。
「こらこら、ユラさんに影響されるんじゃないの」


「ううん、私はガァちゃんにお祝いして欲しいの。日頃の感謝の気持ちも伝えたい!」


目を輝かせる新菜を見たら、断れなかった。


私は感謝されるようなことは何もしてないのに。


でも、二人の時間を逃すのは勿体ないから。


こんな気持ちも不純て呼ぶのかな。




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