私は嘘で出来ている。
「新菜ぁ~…」


どこにいるの?


もう行っちゃったの?


絶望感に包まれて、私はフロアにヘタりこんでしまった。


水分で前が見えなくなった。


愛じゃなくていいから、私を愛していて。


大事な友達のままでいて。


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