私は嘘で出来ている。
「この間…ガァちゃんの気持ち、拒否してゴメンね」


私の髪を撫でてくれた。


「私のこと、愛してくれてたことには変わりないのにね…馬鹿だったわ。でも、私は夢を捨て切れない。ガァちゃんには寂しい思いをさせちゃうかもしれないけど…もう決めたの」


私は頷いた。


< 205 / 210 >

この作品をシェア

pagetop