はつ恋

放課後今日は部活ない日なので、四人で学校近くのﾗｰﾒﾝ屋に行く事になった。


佳祐はすぐ帰れなくて、三人で先に行くことにした。

岬が又昼休みの話をする。

｢足立亜子が新井に抱き締められた時、すごい顔して飛び出てこうとしたから、光太と必死に止めた。｣


｢そう足立俺の亜子に触るな。ってむきになって、昔の俺みたいだった。｣


岬が切なそうな顔して光太を見る。


｢俺の亜子への思いより、足立の方がかなり強い。あいつ亜子の前だと自分が教師だって事忘れてるし、ﾊﾞｶみたいに熱くなるからな。｣


｢光太いつになったら、私だけを見てくれるのかな？｣岬は光太を見つめる。


｢光太。｣私が何か言おうとしたら、｢ごめん遅くなって。｣佳祐が入って来た。

｢どうした？みんな真剣な顔をして。｣


岬が、｢光太いつまでもたっても亜子の事諦め切れないんだから。｣


佳祐も無言になる。