彼はぺっと
良平君が迎えに来て、
美那夏が帰った。
いつの間にか教室には私しか残っていなかった。

「早く買い物して帰らなきゃ……」

帰り支度をしながら一人言を呟く。

「春樹待ってるだろうし……。」

「早く帰って来いって言っただろ…」

「とか言われるよ…ね………ってあれ?
なんで春樹がここに?」

迎えに来てくれたの?

「沙羅が遅いからだろ…?」



< 107 / 141 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop