はるひなっ!
ドアを開けると、教室にいるほぼ全員がこちらを振り返った。そして俺の姿を確認すると目線を逸らす。

やっぱり俺ビビられてんだな……と心の中で呟きながら窓際の前から2番目という微妙なポジションの自分の席に着いた。

机に座ると、いきなり眠気が襲って来た。きっと体が授業を拒否してるんだな。これを「授業拒否症候群」と名付ける事にしよう。

そのまま俺は机に突っ伏し、四時間目の授業が終わるまで目覚める事はなかった。



















授業終了のチャイムでタイムリーに目を覚ました俺は、のそりと机から立ち上がると、売店へ向かうべく教室を出て行こうとした。

教室前方の扉を開けようとしたその時、勝手に扉が開いた。いや、向こうから誰か開けたんだが。


「げっ……」


扉の前に立っていた人物を見て、俺は思わず声を出してしまった。

先ほど俺に見事な蹴りをかましてくれた、性格最悪暴力娘(俺命名)がそこにいた。
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