白い薔薇
『……はい』
『はい、じゃねぇだろ、馬鹿野郎!!』
突然、大声で怒鳴られる。
思わず携帯を耳から遠ざけると、ミヤ姉が笑ってた。
こ、こんちくしょう……。
因みに、この電話の会話、イタリア語だからな。
『大体、なんでお前は俺に知らせないで日本に行きやがった!!』
『その件に関しては謝る。だから、もう少し声のトーンを落とせ』
『おぉ、悪い……』
私はジェスチャーで、少し席を外すことをミヤ姉に伝えると、喫茶店の外に出た。
『なんで俺に言わなかったんだよ』
『なんでって……。アルト、任務だったじゃないか』
『うぐ…』
任務中は邪魔になるから連絡とか出来ないし。